CCNA学習27日目|OSPF入門(第1回)まずは基本の考え方を整理

CCNA学習27日目のOSPF入門記事用アイキャッチ画像。上部に「CCNA学習27日目|OSPF入門(第1回)」「まずは基本の考え方を整理」のタイトルがあり、中央に複数のルータ、Neighbor、Router ID、自動ルート交換の要素を配置して、OSPFの基本概念を表している。 資格学習ログ

今回は、OSPF(Open Shortest Path First) の基本をできるだけやさしく整理してみました。

まず結論から書くと、OSPFはルータ同士が経路情報を自動で教え合う仕組みです。OSPFは Open Shortest Path First の略で、管理者が1本ずつ手で経路を入れるのではなく、ルータ同士で情報を交換しながら経路を学んでいくところが特徴です。Ciscoでも、OSPFはIPネットワークで使われるリンクステート型のルーティングプロトコルとして説明されています。

Static RouteとOSPFの違い

違いをひとことで言うと、Static Routeは手動、OSPFは自動です。

Static Routeは、管理者が「この宛先へ行くときはここへ送る」と手で設定する方法です。管理者が変更しない限り、内容は自動では変わりません。これに対してOSPFは、ルータ同士が自動で経路情報を交換します。Static Routeは小さな構成では分かりやすいですが、構成変更に自動で対応しにくいという特徴があります。

項目Static RouteOSPF
設定方法管理者が手動で設定するルータ同士が自動で経路情報を交換する
経路の更新管理者が変更しない限り変わらないネットワークの情報をもとに自動で学習・更新する
向いている場面小規模で構成がシンプルなネットワークルータ台数が多く、構成変更が起こりやすいネットワーク
イメージ管理者が道順を手で決めるルータ同士で道順を教え合う
Static Route と OSPF の違いを比較した概念図。左は管理者が手動で経路を設定する Static Route、右はルータ同士で自動的に経路情報を交換して学習する OSPF を示している。
Static Route と OSPF の違いをまとめた概念図です。Static Route は管理者が手動で設定し、OSPF はルータ同士で経路情報を交換しながら自動で学習します。

Neighborとは何か

Neighbor は、OSPFで情報をやり取りする相手ルータのことです。

OSPFでは、まず直接つながっている相手とHelloパケットをやり取りして、お互いを認識します。この相手がNeighborです。つまり、OSPFはまず「隣のルータと会話する」ところから始まると考えると分かりやすいです。

OSPFのNeighborを説明した概念図。2台のルータがHelloをやり取りし、直接つながった相手をNeighborとして認識して情報交換するイメージを示している。
OSPFのNeighborの基本を示した図です。直接つながった相手ルータとHelloをやり取りし、Neighborとして認識してから情報交換が始まります。

Router IDとは何か

Router ID は、OSPFの中で各ルータを見分けるためのIDです。

Ciscoでも、Router IDは各OSPFルータに割り当てられる一意の識別子と説明されています。また、Neighbor IDは相手ルータのRouter IDを表します。自分の中では、Router IDは「OSPF用の名前札」と考えると理解しやすいと感じました。

OSPFのRouter IDを説明した概念図。3台のルータにそれぞれ異なるRouter IDが付いており、OSPFで各ルータを見分けるための識別IDであることを示している。
OSPFのRouter IDの基本を示した図です。Router IDは、OSPFの中で各ルータを識別するためのIDで、各ルータに1つ必要であり、重複しないことが大切です。

まとめ

今回のポイントは、OSPFはルータ同士で経路を自動学習する仕組みだということです。

そして、Static Routeは手動、OSPFは自動、Neighborは情報交換する相手、Router IDはルータを見分けるためのIDと整理すると、最初の理解がかなりしやすくなります。

最初は新しい言葉が多くて難しく感じますが、「自動で学ぶ」「隣のルータと情報交換する」「IDで相手を見分ける」という流れで考えると、かなり整理しやすくなります。

次回は、実際の設定や neighbor の確認方法も見ながら、もう少し具体的に理解を深めていきたいと思います。

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