年度末の忙しさもようやく落ち着き、年始に入ってから少し時間ができました。
そこで、久し振りにプラモデルを作ることにしました。
今回は、そのことについて書いてみようと思います。そして今回だけで終わりではなく、これからは製作途中の進捗も少しずつ記録していくシリーズにできたらと考えています。
今回作るのは、バンダイの1/100スケール 鉄人28号
今回手をつけるのは、バンダイの1/100スケール 鉄人28号です。
箱の角にはスレや色あせも見られ、かなり年季の入ったキットであることが分かります。
これは確か一昨年前、実家に帰省した際に、中学時代の友人――通称「はっちゃん」からもらったものです。
パッケージを見る限りでもかなり古く、少なくとも30年以上前のキットだろうと思っていましたが、実際に中を確認してみると、パーツはきちんと揃っていて、製作そのものには問題なさそうでした。

パッケージから伝わる、昔のプラモデルらしい力強さ
このキットの魅力は、中身だけではありません。
箱の側面を見ても、いかにも昔のプラモデルらしい熱量があります。
側面には、青い鉄人28号がいくつかのポーズで描かれていて、立ち姿、前に進むような姿、空を飛ぶような姿が並んでいます。さらに、「耐高熱力」「すごい腕力」といった、いかにも昭和のロボットらしい力強い言葉も見えます。こういう箱絵やコピーを見ているだけでも、当時の空気が伝わってきて、なんとも言えない味わいがあります。
今のプラモデルは、精密さや完成度の高さで驚かされることが多いですが、昔のキットにはまた別の魅力があります。
少し大らかで、どこかおもちゃっぽくて、それでいて作る人の工夫が入り込む余地が大きい。そういうところが、古いキットの面白さなのだと思います。

私と模型の出会いは、かなり早かった
ここで少しだけ、昔話をしたいと思います。
私が模型に出会ったのは、かなり早かったはずです。確か5歳くらいだったと思います。
私には8歳年上の兄がいるのですが、その当時、親が私たち兄弟にプラモデルを買ってくれる機会がありました。
兄は戦艦大和、そして私は戦艦武蔵。今思うと、プラモデルデビューがいきなりスケールモデルというのは、なかなか渋いスタートだった気がします。
もっとも、その頃の私は当然まだ小さく、ほとんど兄に作ってもらったような記憶しかありません。それでも、自分の模型があるということが嬉しかったのは、今でも何となく覚えています。
ただ、その思い出には少し切ない続きがあります。
ある日、兄と二人でお風呂の中で船を走らせて遊んでいたのですが、何がきっかけだったかは忘れたものの、途中で兄弟げんかになってしまいました。そして、兄に私の戦艦武蔵を沈められ、そのまま大破。子どもだった私にとっては、かなりショックな出来事でした。
今なら笑い話ですが、当時は本当に悲しかったです。でも、そういう記憶も含めて、模型は自分にとって昔から身近な存在だったのだと思います。
今回の鉄人28号は、どう作るか
模型の昔話を始めると長くなってしまうので、今日はこのくらいにして、今回の鉄人28号をどういうイメージで作るかを書いておきたいと思います。
もちろん、説明書どおりに、そしてパッケージ側面のカラー写真どおりに作るのもひとつの楽しみ方です。ただ、私は毎回プラモデルを作るときに、できるだけ自分なりのテーマを決めるようにしています。
そのほうが完成形のイメージがはっきりしますし、単に「組み立てる」だけではなく、「自分の中でどういう作品にしたいか」を考えながら進められるからです。
今回のテーマは、友人「はっちゃん」のイメージ
今回のキットは、友人のはっちゃんにもらったものです。だから今回は、はっちゃんをイメージした鉄人28号として仕上げたいと思っています。
カラーリング
全体のベースカラーは、中学時代の学ランを思わせるブラック。そしてアクセントとして、学ランの金ボタンを連想させるゴールドを、リベットやエッジ部分などに入れていきたいと思っています。
もともとの鉄人28号は青いイメージが強いですが、そこをあえて黒ベースに振ることで、少し個人的な記憶や友人とのつながりを感じられる一体にしたいと考えています。
可動・ギミック
今回は大幅な改造まではせず、キットそのものの味を活かす方向で進めたいと思っています。
そのうえで、ほんの少し可動範囲を広げたり、見栄えがよくなるように手を入れたりはしたいところです。
リアルさを突き詰めるというよりも、少しレトロなおもちゃっぽさを残した仕上がりにしたい。古いキットだからこそ、その良さを消さずにまとめたいと思っています。
古いキットだからこそ、今作る意味がある
最近のキットは本当に出来がよく、説明書どおりに組むだけでもかなり満足感があります。その一方で、こういう古いキットには、今のものとはまた違った面白さがあります。
箱の傷み、時代を感じるイラスト、少し大らかな設計。そういったものも含めて、このキットには時間が積み重なった味があります。
しかも今回は、自分で買ったものではなく、友人からもらったものです。だから単なる模型製作というよりも、少し思い出を重ねるような感覚があります。
そう考えると、今回の鉄人28号は、ただ完成させるだけではなく、自分の中で意味のある一体になりそうです。
おわりに
というわけで、久し振りのプラモデル製作は、バンダイ 1/100スケール 鉄人28号から始めることにしました。
昔のキットならではの味を残しつつ、今回は友人のはっちゃんをイメージした、少し特別な鉄人にしたいと思っています。
これから先、たまに製作途中の様子もアップしていくつもりです。おそらく、こういった古いキットに惹かれるのは、私と同じ40代〜50代の方も多いのではないかと思います。
このブログを見てくださっているロスジェネ世代の方に、「懐かしいな」「こういうキット、昔あったな」と少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
まずはゆっくり、でも確実に。久し振りの鉄人28号製作を楽しみながら進めていこうと思います。

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