はじめに
48歳。
焦りもあるし、不安もあります。派遣社員という立場、同年代と比べたときの収入や肩書き、家族への責任。現実だけを見れば、決して余裕のある状況ではありません。 Source
それでも今の私は、これまでの人生を全面的に否定するつもりはありません。
遠回りだったからこそ見えてきたものがあり、失敗したからこそ考えるようになったことがあります。そして今は、「これからどう生きるか」を以前よりもずっと具体的に考えられるようになってきました。 Source
未練ではなく、再定義としての模型業界
私の中には、模型業界への想いが今でも残っています。
それは、単なる未練なのかもしれません。でも、完全に手放すことのできない感情でもあります。新卒で入ったあの業界で、私は「好きなことを仕事にする喜び」を知りました。そして今は、もしもう一度関わるなら、以前とは違う立場で戻りたいと考えるようになりました。 Source
現場で模型を売る人としてではなく、業界を支える側として。
業務を整理し、ITをわかりやすく翻訳し、中小メーカーやチェーン店の現場改善を支援する。そうした関わり方であれば、自分のこれまでの経験と今の学びが一本の線でつながっていく気がしています。 Source
私がほしいのは「安定」だけではない
世の中では、年収600万や800万といった数字が、一つの成功の目安として語られることがあります。
もちろん、それは理想ではあります。でも私にとって本当に大事なのは、金額だけではありません。時間の自由があること、自分の意思で働き方を選べること、そして月に数回でも模型業界の現場に関われること。そうした条件のほうが、私にとってはずっと「豊かさ」に近いと感じています。 Source
大きな組織をつくりたいわけでもありません。
重たい仕組みを抱えるより、必要に応じて専門家と組み、軽やかに動ける立場でいたい。私が目指しているのは、派手な成功ではなく、自分の価値を保ちながら自由に働ける状態なのだと思います。 Source
ITを学び直す意味
だからこそ、今取り組んでいるITの学び直しにも意味があります。
ITパスポートから始まり、情報セキュリティマネジメント、CCNA、基本情報、応用情報へ。資格そのものがゴールではありません。市場価値を持ち、どこでも戦える状態をつくること。そのうえで、自分のやりたい場所へ戻っていける選択肢を持つことが大事だと考えています。 Source Source
家族への責任を考えると、夢だけを見て動くわけにはいきません。
けれど、会社員として戻れる選択肢を持ちながら挑戦できるなら、そこには現実味があります。市場価値を保ちながら、自分の意思で道を選ぶ。そのための準備として、私は今の学習を位置づけています。 Source
50歳で、小さく動き出す
ひとつの目標は50歳です。
そこを区切りにして、大きくではなく、小さく始めたいと思っています。月5万円でもいい。まずは模型業界の現場をしっかり見て、レガシーな仕組みや紙中心の管理を整理し、低コストで効果の高い改善から始めていく。派手ではなくても、現場にとって本当に役立つことを積み重ねたいのです。 Source
私がやりたいのは、単に売上や業績を伸ばすことだけではありません。
働く人の負担を減らし、満足度を上げ、業界全体が少しでも長く続いていくための支援をすることです。もしそんな役割を自分が担えるなら、これまでの遠回りも、失敗も、迷いも、すべて意味を持つように思えます。 Source
それでも私はこの道を選ぶ
焦りはあります。
不安もあります。けれど、止まらなければいい。遠回りだったとしても、今の自分がようやく見つけた方向に向かって進んでいく。その積み重ねが、これからの10年をつくっていくのだと思います。 Source
ミッドライフクライシスは、崩れるための時間ではなく、再構築のための時間なのかもしれません。
48歳の今だからこそ、自分の過去を引き受けたうえで、これからの道を選び直すことができる。私は、その可能性を信じて、前に進みたいと思います。


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