CCNA学習73日目|SNMP 入門(第1回)監視と管理の基本

CCNA学習73日目のSNMP入門(第1回)アイキャッチ画像。SNMPの監視と管理の基本をテーマに、Manager・Agent・MIBの関係、PollとTrapの違い、ROとRWの権限の違いを分かりやすく表したCCNA学習記事用サムネイル 資格学習ログ

今回は SNMP の超入門です。
名前だけ見るとちょっと難しそうですが、やっていることは意外とシンプルで、ネットワーク機器の状態を見たり、管理したりするための仕組み です。

ルータやスイッチを運用していると、「ちゃんと動いているか」「何か異常は出ていないか」を確認したくなります。そんなときに登場するのがSNMPです。CCNAでも細かい設定をがっつり覚えるというより、SNMPが何のためにあるのか、どういう登場人物がいるのか を説明できることが大事だと感じました。

SNMPって何?

SNMPは Simple Network Management Protocol の略です。
簡単に言うと、ネットワーク機器の様子を確認するための仕組み です。

ルータやスイッチを使っていると、「今ちゃんと動いているかな」「何か問題は起きていないかな」と気になることがあります。
SNMPは、そうした機器の状態を外から確認するときに使われます。

まずは、
「SNMP = ネットワーク機器を見守るための仕組み」
くらいのイメージで覚えておけば大丈夫です。

登場人物は3つだけ

SNMPの基本概念を示した図。Managerが情報を見に行き、Agentが応答し、MIBが管理情報の置き場所であることを説明している
SNMPの基本構成。Manager・Agent・MIBの関係をまず押さえると理解しやすいです。

SNMPの基本で出てくるのは、Manager、Agent、MIB の3つです。
ここが分かると、SNMP全体がかなり見やすくなります。

まず Manager は、情報を見に行く側です。監視サーバや管理ソフトがこの役割を持ちます。
次に Agent は、ルータやスイッチなどの機器側で動いていて、聞かれた情報に応答する側です。
そして MIB は、その機器が持っている管理情報の置き場所です。ManagerはAgentに問い合わせて、その中の情報を見に行く、という流れになります。

MIBは何者?

MIBは Management Information Base の略で、簡単に言うと管理情報の一覧表みたいなものです。
機器の状態や各種情報が整理されて入っていて、SNMPではこのMIBの情報を参照します。

……ちなみに、MIBは「メン・イン・ブラック」の略ではありませんw
最初ちょっとそれっぽく見えますが、ちゃんとネットワーク用語です。ここは軽くネタにしつつ覚えると、逆に忘れにくいです。

PollとTrapの違い

SNMPのPollとTrapの違い、ROとRWの違いをまとめた図。Managerからの問い合わせとAgentからの通知、読み取り専用と書き込み可能の違いを説明している
PollとTrap、ROとRWの違いを整理した図。SNMPの動きと役割のイメージづくりに便利です。

SNMPでは、情報のやり取りに Poll と Trap という考え方があります。

Poll は、Manager側からAgentに「どうなってる?」と聞きに行く方式です。
一方の Trap は、Agent側からManagerに「こんなイベントが起きたよ」と通知してくる方式です。

Ciscoの説明でも、Trapは機器側からの自発的な通知として扱われています。ずっとManagerが全部を見張り続けるのは大変なので、何か起きたときにAgentから知らせてもらえるのは運用上かなり便利です。とはいえ、Trapだけで全部済むわけではなく、状況確認のためにPollも必要になります。

ROとRWの違い

SNMPには、アクセス権の考え方として RO と RW があります。

RO(Read-Only) は読み取り専用です。
つまり、機器の情報を見ることはできても、設定を変えることはできません。監視目的ならこちらのほうが安全で、基本はこちらをイメージしておけばOKです。

RW(Read-Write) は読み取りに加えて書き込みも可能です。
便利ではあるのですが、その分、設定変更までできてしまうので取り扱いは慎重にしたいところです。Cisco Learning Networkでも、ROはより安全で、RWは機器の設定変更が可能になると説明されています。

運用でどう使うの?

SNMPは、ネットワークを安定して運用するための“見える化”の仕組みとして使われます。
たとえば、機器の状態確認、異常の早期発見、監視サーバからの定期チェックなどです。

普段はManagerが必要な情報を取りに行き、異常が起きたときにはAgentがTrapで知らせる。
この組み合わせで、ネットワーク運用はかなりやりやすくなります。SNMPは派手な機能ではないですが、「今どうなっているか」を把握するための大事な土台だと思うと、かなりイメージしやすいです。

まとめ

今回のポイントは、SNMPを細かい設定コマンドとして見るよりも、ネットワーク機器を監視・管理するための仕組みとして大きくつかむことでした。

Managerが見に行く側、Agentが応答する側、MIBが情報の置き場所。
そして、Pollは聞きに行く方式、Trapは通知する方式、ROは読み取り専用、RWは書き込みも可能。
このあたりが整理できると、SNMPの最初の一歩としてはかなり十分だと思います。

個人的には、MIB = 情報の一覧Manager = 見に行く側Agent = 応答する側で覚えるとかなり頭に入りやすいです。
“MIBはメン・イン・ブラックではない”も、地味に記憶に残りますw

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