情けない自分を受け入れる

夜のオフィスで、少しやわらかな表情の中年男性が立ち、失敗を振り返りながらも前を向こうとする雰囲気を描いたブログ用アイキャッチ。机の上にはネットワーク機器やLANケーブル、図面があり、画像内に「情けない自分を受け入れる」というタイトルが入っている。 業務改善・IT戦略メモ
夜のオフィスで、少しやわらかな表情の中年男性が立ち、失敗を振り返りながらも前を向こうとする雰囲気を描いたブログ用アイキャッチ。机の上にはネットワーク機器やLANケーブル、図面があり、画像内に『情けない自分を受け入れる』というタイトルが入っている。

「L2SWを1台設置するだけ」——。
作業前の私は、正直そんなふうに考えていました。
決して難しい案件ではない。いつも通り確認して、いつも通り終わるはず。
ところが、実際に始まってみると、ケーブルの立ち上げ位置のズレ、L2SWの設定ミス、施工範囲の認識違いと、トラブルが次々に発生しました。

そのたびに先輩社員に助けてもらうことになり、作業を終えたあとに強く残ったのは達成感ではなく、「自分はまだこんなにも未熟なのか」という情けなさでした。

でも、そんなふうに落ち込んだときこそ思い出します。
これまで自分がしてきた失敗も、その時は痛くても、後になれば少しずつ知識や経験になってきたことを。
今回は、そんな3連休の休日出勤で痛感した未熟さと、情けない自分を受け入れながら前に進むことについて書いてみようと思います。

3連休は休日出勤

3連休は、久しぶりに休日出勤でした。
3月20日(金・祝)と22日(日)の2日間、都内某所に本社を構える会社で、オフィスレイアウト変更に伴うネットワーク機器(L2SW)の追加設置作業を行いました。

今回の作業工程は、ざっくり以下のような内容です。

  • 3月20日(金・祝):フロアSW~L2SW間のLANケーブル敷設
  • 3月22日(日):デスクへのL2SW設置および通信試験

正直、L2SWを1台追加設置する程度なら、そこまで難しい作業ではないと思っていました。
ですが、実際にやってみると、想像以上にトラブルが続いてしまいました。

トラブル多発

今回は確認不足をはじめ、いくつものミスが重なってしまいました。

1.LANケーブルの立ち上げ位置がずれていた

3月20日にLANケーブルを敷設した際、2日後に立ち上げる予定位置のフリーアクセス下へケーブルを沈めておきました。
ところが、22日の作業当日になって確認すると、予定位置からパネル4枚分、約2mものズレが発生していました。

最終的には、同行していた配線担当の先輩社員が修正してくださり、何とか事なきを得ました。
ただ、図面の読み込みが浅かったことは明らかで、自分の確認の甘さを反省しました。

2.L2SWで通信できない

今回設置した機器はCisco MerakiのL2SWでした。
事前にある程度は自社でキッティングを済ませて持ち込み、本番環境へ接続する流れでした。

ところが、いざ接続してみるとPingが飛ばない。
設定を何度も見直しましたが原因が分からず、ついには休日中の先輩社員(しかも私より10歳年下)に電話をかけて助けを求めることになりました。

先輩からは、既設のL2SWと設定を比較して差分がないか確認したほうがいいとアドバイスをもらいました。
その結果、本来「Access」であるべきポート設定が「Trunk」になっており、さらにVLAN設定にも誤りがあることが判明しました。

またしても、初歩的なミスでした。

3.お客様との施工範囲の認識違い

私は今回の作業範囲を「L2SWの設置まで」と認識していました。
しかし、設置後に立ち会っていたお客様から、
「L2SWからPCまでのLANケーブルはないのですか?」
と指摘を受けました。

確認してみると、実際にはPCまでのLANケーブル準備も施工範囲に含まれていました。
ところが、そのための部材を私はまったく持ってきていませんでした。

どうするべきか悩んでいたところ、同行していた配線担当の先輩が
「一度会社に戻って部材を持ってくるよ」
と言ってくださいました。

本当に申し訳ない気持ちでした。
ですが、お客様は翌朝一番からその環境を使う予定とのことで、その日のうちに完工させる必要があり、お願いすることになりました。

結果として、作業完了は予定より2時間遅れましたが、何とか無事に終えることができました。
ただ、そのぶん休日にもかかわらず立ち会ってくださったお客様にご迷惑をおかけしてしまいました。

自分自身の未熟さを思い知る

今回トラブルが多発したのは、決して大きな難題にぶつかったからではありません。
どちらかといえば、もう少し丁寧に確認していれば防げた内容ばかりでした。

また、仮にトラブルが発生したとしても、それをリカバリーできるだけの知識や経験があれば、もっと落ち着いて対応できたはずです。

今回は、同行していた配線担当の先輩社員、そして休日にもかかわらず電話でアドバイスをくれた先輩社員に助けてもらう結果になりました。
そのことを通して、自分の未熟さを改めて痛感しました。

情けない自分を受け入れる

正直、今回はかなりへこみました。
LAN配線とL2SWの設置・試験という、作業内容だけを見れば決して特別難しいものではありません。
それなのにここまで手こずり、先輩たちに助けてもらってばかりだった自分が、とても情けなく感じました。

ただ、同時に思ったこともあります。

これまでの自分の経験を振り返ると、失敗したことの多くは、時間が経てば確実に知識や経験となって、自分の糧になってきました。
起こった直後は落ち込みますし、できれば味わいたくない思いです。
それでも、そうした失敗があとになって自分を少しずつ成長させてきたのも事実です。

だからこそ、今はまず
「情けない今の自分」を受け入れること
が大事なのだと思っています。

情けなくてもいい。
未熟でもいい。
大切なのは、そこで立ち止まらず、めげずに前へ進んでいくこと。

今回の出来事も、きっと今後の自分にとって意味のある経験になるはずです。

もしこの記事を読んでいる方の中に、何か失敗をして落ち込んでいる方がいたら、少しでも前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいです。

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